一なる真実について

山羊が踏み込むなよって話ですが。
推測できるだけしてみます。

実際に起こったであろう事を箇条書きにします。

・ヤスは絵羽に爆弾の話をした
・絵羽は金塊の在処を知っていて諦めなければならなかった
・絵羽は九羽鳥庵に避難して生還
・戦人は潜水艦基地からボートで脱出
・ヤスは現実には罪を犯していない
・絵羽は縁寿に真相を「話せない」と言った
・絵羽の日記には真相が書いてある
・絵羽の日記を読むと「真実が何よ」という気分になる
・真相を知ると絵羽を恨む気にはならない

ヤスは少なくとも絵羽には爆弾の話をしたはずです。
でないと、絵羽が九羽鳥庵に避難する理由がありませんから。
九羽鳥庵に避難するには、地下貴賓室を通りますから、
絵羽は金塊の在処を知っていて諦めなければならなかったはず。

戦人を基地まで案内してボートに乗せたのはヤスだと思います。
他にそれができる人は源次くらいです。

 

↑ここまでは実際あったと推測できることで、
↓以下は推論です。

 

絵羽は戦人が生きて別ルートで脱出したことを知ってるんでしょうか？

知っていると仮定します。
絵羽と戦人とヤスの間で何らかの取り決めがあったことになります。
共犯だったのかもしれないし、
真相を隠そうという盟約だったかもしれません。
この場合、なぜ絵羽と戦人は別ルートで逃げたのか疑問が残ります。
どちらかだけでも生き残らなければならない理由があって
リスク分散のために別行動で逃げたのかもしれません。
追っ手があったか、警察に保護されずに脱出する必要があったか。
でも、これだと絵羽は日記に「戦人君は生きてる」と書いたはず。
上位世界で日記を見た縁寿がそのあたり反応してないから、
絵羽は戦人生存を知らなかった可能性の方が高いですね。

逆に絵羽は戦人の生存を知らなかったと仮定します。
戦人は絵羽から逃げたか、単にすれ違ったか。
日記の内容から、絵羽は悪くないようなので、
絵羽から逃げたわけではないと思います。
単純に戦人も絵羽の生存を知らず、ヤスに案内されて脱出したのでは。
その場合、ヤスが戦人を九羽鳥庵に案内しなかった理由が不明です。
絵羽と一緒に逃げるのではヤスか戦人に不都合だったのかも。
上の仮定と同じで警察に保護されずに脱出する必要があったか
（真相を隠そうとする絵羽に逆らって何かを公表するつもりだった？）

上位世界で絵羽と戦人が縁寿の抜けた扉を閉めてましたから、
絵羽と戦人が二人で猫箱を閉じたと考えていいかもしれません。
共謀して真相を闇に葬ったと考えてもいいし、
たまたま二人とも口を閉ざすことになったのかもしれません。

 

一なる真実はたぶんこんな内容のはず↓

・隠すべき何らかの事件・事故があった
・ヤスは殺していないので各epのような殺人劇ではなかった
・絵羽は悪いことしてない（してても酌量の余地がある）
・絵羽は仕方なく島を爆破した
　（その方がいいと決断せざるをえない何かがあった）
・真相を語ると右代宮家の恥になるか、縁寿を不幸にする
・絵羽は戦人生存を知らなかったので日記には書いてない
・縁寿が真実など無視して絵羽のせいにしたくなる内容

ep7お茶会が一なる真実に近いんじゃないかと思います。
条件に合致するので。
でも、あれを見た後で日記を読んだ縁寿があの発狂ぶりだったので
一なる真実はep7お茶会よりもっと酷い内容だったのかもしれません。
そんでもって、絵羽は悪くなかった。

だいたいそういう内容なんだろう、と解釈しておけば
一なる真実が実際にどんなだったか知っても、
物語の流れに影響は無いんだと思います。
そこをあえて暴こうとするのは単なる下品な野次馬根性で、
興味本意で墓を暴くようなもので、悪趣味なんでしょうね。
ウィッチハンター達が「不謹慎だ」という目を向けられるのも当然です。

重要なのは
・絵羽は悪くない。縁寿のためを思っていた
ことであって、
縁寿は真実に固執するんじゃなくて愛を持って現実を生きるべきだった
っていうことでしょうね。
戦人が縁寿に学んでほしいとずっと言ってたことです。

 

って言いながら、個人的には八城十八主犯説
（親族会議前から実は戦人の別人格がいた）
を考えてみたりしてるんですが！

黒十八さん。