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なんだかな……夏目漱石が妻の自殺を防ぐために
毎晩手首を紐で結び合って眠ってたのを思い出します。

 

ベアトは罪の重さに耐えかねて死を選んだんですよね、きっと。
ベアトは残虐な殺人劇を楽しんでなんかいなかったし、
本当はずっと苦痛だったんじゃないでしょうか。
殺したくなんかなかったし、そんな役目も嫌だったのでは。

でも、そういう立場として生まれてきたから
嫌でもこなさないといけなくて、逃れられなくて、
それこそがベアトを苛む拷問だったんだと思います。

そんな役目を負わされて生まれたきっかけは戦人だから、
ep5で戦人が号泣して謝罪したのはそのことかな、と思います。
紗音との約束を忘れてたこと自体が罪なんじゃなくて、
そこから派生した
「ベアトを千年にわたる拷問にかけてしまったこと」
が戦人が謝りたかったことだったんだと思います。

ベアトが死を選ばずに戦人と逃げて生きる選択をしてくれるには
どうすればよかったんだろう、と考えてるんですが、
ベアトがあと少し狡ければよかったんじゃないでしょうか。
戦人が言ったように
現実世界ではベアトは何の罪も犯してないんだろうし
「それなら生きていてもいいか」って開き直ってくれたら。
もしくは、あと少しだけ強ければ。
ベアトが罪だと思うことを、生きて償おうと思えるだけ強ければ。

でも、そうできなかったあたり、
ベアトは残虐な魔女なんかかじゃなくて、
真っ直ぐで、弱いひとだったんだな、と思います。

戦人と逃げ延びて幸せに生きてほしかったけど、
あれは永遠の淑女ベアトリーチェらしい最後だったのかな。

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