忍者ブログ
当ブログ内の文章・画像の無断転載を禁じます
[479]  [478]  [475]  [474]  [472]  [471]  [470]  [468]  [466]  [465]  [463
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



さて、ホワイダニットも考えないといけないですね。


1986年の親族会議の日に全員を殺そうとしてた理由って
はっきり明示されてないですよね。
明示されてないけど、これ以上の説明は求められないみたいですね。
これで解らないなら、もう解らないままなんでしょう。

私なりに考えます。

事件の日、
とりあえずベアトリーチェは抜け殻みたいになってましたけど。
紗音は嬉しそうに指輪を受け取ってたし。
嘉音は黄金郷への招待を待ってた。
じゃあ、ヤスは?

クレルが語った内容も、金蔵が語った過去も、
実のところ、押し隠した部分がありましたよね。
それをベルンがハラワタ引きずり出して3つほど見せてくれましたが。

ヤスは、というかヤスの中のベアトリーチェは、
ep7で語られた以上にもっと、絶望してたんじゃないでしょうか。
体のハンデのことかもしれないし、
もしかしたら、金蔵は孫のヤスに対してもまた過ちを犯したのかもしれません。

譲治も戦人も朱志香も、
従兄弟であると同時に甥や姪だから、普通に考えたら添い遂げられないし。
あれ……?
考えてみたら「安田紗代」の恋のお相手って全員従兄弟組ですね。

あと、もしもヤス(ベアトリーチェ)にループの記憶があるとしたら、
何度やっても同じように酷い袋小路だ、と絶望してたのかもしれませんね。

 


チェス盤をひっくり返します。
ヤスの立場に立ってみて、私なら何を考えるか。

「楼座がベアトリーチェを殺さなければ、私にも母がいたのに。
 母の庇護を受けられれば、もっと違う人生だったのに。
 母が魔女であれば、私が魔女になることもなかったのに」

「夏妃が私を突き落とさなければ、恋のできる体だったのに」

「留弗夫と霧江が不倫なんかしてなければ、
 戦人さんは迎えに来てくれたかもしれないのに」

「私は本来なら右代宮家で一番尊ばれる存在だったはずなのに、
 使用人にされて、その中でも一番の弱者にされてしまった」

「朱志香の立っている場所は、本当は私のものなんじゃないか」

色々思い付きますが、
誰かに復讐するためのものでもありません。
とワルギリアが言ってますから、
ベアトのホワイダニット=怨恨ではないでしょうね。

あとは、

「右代宮家で一番尊ばれる存在だったはずの私に気付いて。
 私が何者なのか、私に真剣に向き合って、私を見てよ」

「約束を信じて待ってた私を思い出して。
 私が誰だか気付いてよ。私を見てよ。待ち続けた私に応えて」

「私がどんな運命を辿ってきたか、どんな理不尽な力に翻弄されたか知ってほしい。
 私という人間を理解してほしい」

これ、かなぁ、と思うんですが。
これって、ベアトはとっくに言ってるんですよね。

『私はだぁれ?』

私という人間を理解してほしい、知ってほしい、気付いてほしい、
っていうのがベアトの動機なんじゃないでしょうか。
ウィルもクレルが来たときにだいたいそんな感触のことを独白してますしね。

PR


フリーエリア

管理人:ナツノ


HP
http://gwudonya.web.fc2.com/







ブログ内検索





忍者ブログ [PR]