犯人の頭脳について考える

今やっと気付いたんですが

犯人はヤス。
やってくれますね、竜騎士さん。

でも、全編通して見てきたら、結局のところ紗音ですよね。

と言いたいけど、ヴァンダインの20則では
「使用人が犯人であってはいけない」んですよね。

だから、犯行を犯したのは紗音ではなくて、
あくまでもベアトリーチェなんでしょうね。
もしくは、数奇な運命を辿ってベアトリーチェという魔女にさてしまった
ヤスというみすぼらしい子供。

ヤスの容姿については、理御とほぼ同じなんでしょうが、
事故と育ちゆえの発育不良と、事故のせいで負った障害があるぶん、
理御よりは体が弱いかもしれない。
でも、仕事はしてるし、貧弱ってほどでもないようですね。

それより気になるのはヤスの頭の具合ですよ。
3つも歳を下にごまかしてるのに、その割に仕事のミスは多すぎるし、
熊沢に教えられた「おうちかえる～」とかを口に出したりしてるし。

優しい先輩紗音とか悪戯する赤い魔女とか、そういう妄想はいいんですよ。
二十歳過ぎても厨二病の人だっているしね。
ただ、使用人をやめて魔女になると言い出したあたりからはもう、
おかしい、の範囲ですよね。
不幸な境遇の子供の妄想遊びを超えてしまってる。

次期当主として育った理御の優等生ぶりと、ずいぶんかけ離れてますよね。
いくらなんでも違いすぎないですか？
理御が次期当主として良い教育を受けて愛されてきたっていっても。
ヤスがつらい境遇だったっていっても。

思うに、ヤスは崖から落ちたときに頭を打ったんじゃないかと……。

でも碑文は解けるし、犯行計画も何パターンも考えてたんですよね。
頭が悪いわけじゃないんですよね。