救いはない？

ひぐらしみたいなフラグ回避は不可能なのか……？
そもそもあの人は何を考えてるか解らないから、
何をハッピーエンドとするのかよく解らないですが……。

ヤスは梨花ちゃんみたいに運命の回避を求めてはいないですね。
それって更にベアトが哀れなんですが……。

逃れられない、ともう理解してるんでしょうね。

どこかで彼女（彼？）の不幸のフラグを折れないだろうか……。

夏妃に突き落とされた時点で身体に障害を負うみたいだから、
まずそのフラグをなんとかしないといけないわけですが、
源次が金蔵の手の届かない所で
元気に育つように取りはからってくれたらいいのになぁ。

幼い使用人としてでも右代宮家に呼び戻そう、っていう源次の考えは
はっきり言ってしまうと裏目に出ましたよね。
かえってつらい境遇に追い込まれたわけで。
それがきっかけで紗音を生み出したり魔女を生み出したりし始めたんだし。
福音の家でそのまま育っていれば、まだ良かったのかもしれない。

九羽鳥ベアトが死亡しなければ。
母親がいれば事態は違っただろうし、ある程度の庇護は受けられたんじゃ。

あるいは、戦人を好きにならなければ。
待ち続けたりしなければ。
うむー……これはちょっと、悲しいけど。

戦人が、約束通りに一年後に来ていたら？
……これは、たぶんうまくいかない気がします。
13歳と11歳の子供の恋が、二人の気持ちだけでうまくいくわけないです。
それに、源次が出て行っていいと言わないだろうし。
でもゆっくり逢瀬を重ねていけばうまくいったかも……？

出生が違えば。
……これは、もうどうしようもない話ですね。悔しいですが。

こうして書き連ねてみると、ライトの言うとおり、彼女（彼？）は
本当にたくさんの不思議で理不尽な運命に翻弄されて生きてきたんですね。

戦人が咆吼して謝ったのって、そういう事情も全部理解した上で、なんですかね。
そんな境遇の子に軽い気持ちで約束をして待たせてしまって、
待っている間に彼女（彼？）は絶望にいたるほどの経験をしたんでしょうね。