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よく考え直したら、
ヤスの立場から見て紗音ってすごくおかしな存在ですね。
年齢が合わないし、紗音も学校に通いながら働いてたはず。
もしかして、ヤス=紗音?
そう考えたら、プレイしながら混乱してたことが一気に解決する。
っていうか、考えてみればそういう示唆でしたね。
なんで気付かないんだ私。
観劇の魔女失格だ……!
てことは、
ベアトリーチェ=理御(ヤス)=紗音=嘉音
ですか。
本スレで「ベアト=紗音=嘉音」を声高に叫んでた人達が大喜びでしょうね。
あーあ。
つまり。
使用人として派遣されてきたヤスが
仕事がつらくて、親身になってくれる先輩「紗音」の人格を作り
戦人が帰らないのがつらくて「嘉音」を作り、
魔女になるためと戦人への恋心を捨てるために「ベアトリーチェ」を作った?
ヤスと紗音の2役をこなして(この段階ではただの妄想だったかも)
紗音とベアトリーチェの2役をこなして、
紗音と嘉音とベアトリーチェの3役をこなして。
碑文を解いて金蔵を「お父様」と呼んで当主を継承して。
戦人が帰ってきたけど、譲治と婚約。
でも、千年かけて戦人を待ち続けて愛してた。
嘉音として朱志香の恋人になったこともある。
最後は島を吹き飛ばして集団心中。
なんだその最高にクレイジーな人は。
恋多き人、じゃ済まないですよ。
妄想遊び、じゃ済まないですよ。
夏妃が育ててたら立派な次期当主に育つのに、この差は……。
体のハンデがあるにしても。
しかし、そうすると、納得いかないんですよ。
ベアトは戦人を思い続けてるし、
紗音は譲治と婚約してるし、
嘉音は朱志香と付き合ってるし。
言い換えたら「ヤスは、戦人も譲治も朱志香も好き」なんですよね。
同時に恋愛を進行させてきて、おかしいという自意識もたぶんあまり無くて
譲治との婚約を機会に「あらやだ、どうしよう」ってなったわけですよね。
「恋をできない体」の割にとっかえひっかえですね。
逆かな? そんな体だから反動で恋愛にのめりこんだ?
本当に理解できない……クレイジーだ。
確かに出生と育ちについては袋小路の哀れな末路だけど。
してることは正当化できないでしょう。